秋風が心地よい季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
令和6年9月26日(木)〜9月27日(金)におきまして耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座主催の解剖セミナーが開催されました。
臨床講座が主催する解剖セミナーは、医学生が正常な体の構造を学ぶ解剖実習とは異なり、医師が手術手技の技術向上のため、ご献体を用いて解剖を行います。このような解剖セミナーは、臨床現場で働く医師にとって、非常に重要です。実際の人体を用いることで、手術の感覚や手技をリアルに学ぶことができます。
今回のメインテーマは、内視鏡下頸部郭清術の研鑽でした。内視鏡で、頸部の手術ができたら、傷が小さくて患者さんも嬉しいのではないでしょうか。
参加者は、真剣にご献体と向き合い、限られた時間の中で手術手技の習得に努めていました。終了後には、日々の臨床現場において大変役立つセミナーであったとの声を多数いただきました。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座は10月にも解剖セミナーを予定しており、より安全で高度な医療を患者さんに提供したいという医師の想いが伝わってきます。
当講座では臨床講座と協力してこのようなセミナーを実施することにより、医学および社会に貢献し、医学・医療の発展に寄与するよう努力してまいります。
なお本学で行っております解剖実習や解剖セミナーは、不老会に登録され、成願された方々の尊いご意志とご家族様の支えによって成り立っております。今後ともますますのご協力・ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。